モーターサイクル本部ブログ

Webマーケティングチーム

バルコムのハーレー車検整備に一日密着取材
[ 2011/12/25 ]

昨今、インターネットで「バイク 車検」と検索するとユーザー車検を指南するページや格安を売りにした代行業者のページが見つかります。

多くの方が疑問であろう、バルコムでの車検整備とユーザー車検、車検代行業者との違いを説明するために、
今回はハーレーダビッドソン・バルコムグループの福山店にお邪魔して車検整備の一日に密着したいと思います。

樽谷 メカニック

今回、整備を担当するのは福山店のホープ樽谷メカニックです。

樽谷メカニック

カッコいいカスタムを施したFLTRに乗る彼が車検整備するのは!

ハーレーダビッドソン・バルコム車検

今回始めての車検を受けるFLHR ロードキングです。

整備内容については、車種、年式、オプションパーツの種類、走行距離や何度目の車検かという具合に様々な状況に合わせて作業内容や作業の順番も変えていきますので、今回紹介するのは一つの事例としてご覧ください。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

まずはサドルバッグを外します。外したパーツは傷がつかないように、丁重に保管していきます。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

シートも外します。
タンデムベルトはボルトで固定されているので、専用の工具を持っていないとシートを外すのも実は大変だったりします。

タンデム用のフットペグを取り外します。
なんで? と思うかもしれませんが、プライマリー部分のタービーカバーを外すための前準備なのです。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

ダービーカバーを外します。ここは車載工具だと本当に上手くやらないとボルトをなめることが多い箇所。
なめたボルトを外すのは、大仕事になりますので、ここは潔くプロに任せましょう。
プロは工具を使い分けて段取りよく進めています。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

ダービーカバーを外しました。オイル量と状態のチェックします。
今回のケースでは直前にオイル交換は行われていたとのことなので、交換はせずチェックのみを行いました。
オイル交換を行う場合はこの段階で交換します。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

クラッチレバーを外しクラッチワイアーに注油します。
潤滑油一つとっても、ホームセンターで売っているような家庭用のものではなくプロ用のものです。当たり前ですが。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

クラッチレバー部分も清掃とグリスアップを行い、クラッチの調整をします。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

クラッチのワイアー部分の調整もしっかりと行います。

プラグのチェックと清掃を行います。
交換時期の場合はお客様に連絡の上で交換させてもらっています。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

ボルト類もしっかりと増し締めを行っていきます。
ハーレーは振動が多いので増し締めは大切なポイントです。

バルコムのメカニックは専門の研修を受けているハーレーを知り尽くしたプロなので、緩みやすい箇所などもしっかりと分かっているのですね。

シフターも外してサビや汚れを落としてグリスアップ。
個人のメンテナンスではなかなかやらない箇所ではないでしょうか。

お客様が普段アクセスしにくい場所もしっかりと注油しておきます。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

ブレーキも外して、しっかりとチェックします。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

目視だけでなく、ノギスを使って残量も計測します。
交換時期の場合はもちろんお客さまに説明後に交換させていただきます。

パッドの面取りと清掃、もちろんブレーキキャリパーもしっかり清掃して再度組み付けます。
今回の車両はダブルディスクですから、もう片方のブレーキも同様に整備します。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

フロントのアクスルシャフトを抜き取ります。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

シャフトやホイールのベアリング状態をチェックしグリスアップをします。

ホイールのベアリング

ユーザー車検や代行業者で車検を受け続けた方がシャフトのメンテナンスをしていなかったことで、走行中にシャフトが焼付いたという事例が何度も報告されています。

しっかりとメンテナンスが必要な箇所ですね。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

エアークリーナーのチェックです。
交換時期の場合はお客様に連絡後、交換させていただいています。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

車載工具ではアクセスしにくいマフラーの固定ボルトなどもしっかりとチェックして増し締め。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

リヤブレーキもフロントと同様に外してから清掃しパッドの残量もチェックをします。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

マフラーを両方脱着します。なぜかというと。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

リアのアクセルシャフトを外します。
ブレーカーバーという長いハンドルのレンチで力を入れて回します。
これは個人が持っているような工具では外すのが難しい場所ですよね。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

アクスルシャフトを丁寧に抜き取ります。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

シャフトの状態をチェックします。
錆びていたり、汚れが付着している時は綺麗にしてからグリスアップ。
前記しましたが、シャフトが焼付くというのは整備不良の車両では決して珍しい事例ではありません。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

トルクレンチを使ってしっかりとトルク管理をしています。
ちなみにメカニックが持っている工具は特殊な工具を除いて殆どが各々が拘って自腹で買っているもの。

メカニックにとって工具箱は宝物だそうです。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

タイヤの溝もしっかりとノギスを使って計測します。

またタイヤの摩耗の仕方もしっかりとチェックすることで、ラバーマウントがヘタっているなどの問題を発見することもあるそうです。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

リアのブレーキマスターもしっかりとチェック。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

ブレーキフルードを交換します。
専用工具を使ってしっかりとエア抜きをします。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

交換前の色と比べてください。ブレーキは本当に大切な部分なので、フルードの交換やブレーキ調整は絶対にプロにお任せください。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

同様にフロントのブレーキフルードも交換します。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

グリップを外してグリスアップします。
今回は電子スロットルのモデルなので、ワイアー引きの場合はもちろんワイアーへの注油も行います。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

ブレーキレバーを外してグリスアップ。
細かい部分のグリスアップで操作性も向上しますし、錆びも未然に防ぎ車体を長持ちさせる効果もあります。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

前後のタイヤの空気圧のチェックも重要です。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

リアサスペンションのエアー圧のチェック。
お客様からリクエストがある場合はここで固めにしたり柔らかくしたりも調整できます。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

エンジンオイルとミッションオイルのチェック。
今回は直前に交換されていたので、量と状態を再確認します。

個人でオイル交換される場合で多い事例として、オイルの入れ過ぎや少なすぎというのがあるようです。
またオイルを抜いたときに出たオイルを細かくチェックし鉄片などが発見され、内部の異常が見つかる場合が多いと聞きます。

単純にオイルを入れ替えるだけでなく、抜いたオイルから問題を見つけるというのは、素人ではなかなかできないことです。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

専用の機具を使って、バッテリーの状態のチェックします。
そして正規ディーラーしか保有していないデジタルテクニシャンを使ってコンピューターを診断します。

正規ディーラー以外ではデジタルテクニシャンでのコンピューター診断やエラーが出た時の対処は出来ません。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

再度、あらゆる箇所のネジをチェックし増し締めします。
問題箇所が見つかる場合があるので、気が抜けない瞬間です。

ここでピットでの作業は終えて、洗車に移ります。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

洗車の際に問題が見つかる場合もあるので、細部までしっかりと見ながらの作業です。
真冬の作業は本当に大変ですが、最後まで真剣勝負です。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

自らの愛車のように丁寧に洗車をしているのが印象的でした。

ハーレーダビッドソンバルコム車検

エアーで水滴をしっかりと飛ばした後に拭きを行い仕上げていきます。
何度も書いていますが、プロはこういう作業の際も細かく車体をチェックして、何か問題箇所はないか神経を尖らせています。

ここで整備が一旦終了です。
私が話しかけたことで多少作業が長引きましたがスタートから約4時間の作業でした。

この後で実際に路上での走行チェックを行い、運輸支局にバイクを運び、車検を受け無事合格いたしました。

今回はページの関係で随分と割愛した作業がありますが、当然ながら灯火類の動作チェックや光軸などの検査もしっかりと行っています。

ユーザー車検に行かれたことがある方ならお分かりでしょうが、実際に運輸支局のラインで検査しているのは、今回お見せした整備の極々一部分をチェックしているに過ぎないのです。

検査ラインで検査する部分のみを簡単にチェックして検査ラインに持ち込んむことの多い、ユーザー車検や車検代行業者とは圧倒的に整備している箇所が違います。

単純に車検証の有効期限を更新するだけの車検では無く、我々バルコムグループで行う車検は愛車を本当に労わる整備を含んだ車検整備だということを知って頂ければと思います。

ハーレーダビッドソン・バルコムグループ

最後になりますが、格安をうたう代行業者と比較して、バルコムグループでの車検整備は本当に高いのでしょうか?

車検で必要な自賠責保険、重量税、検査印紙代というのは、ユーザー車検でも格安代行業者でも、どこでも同じです。

一般的には車検代行料と整備費用で価格差がついていると言えます。

ただいくつかの業者をネットで調べて比較してみると車検代行料はどこも変わりがありません。
むしろバルコムより車検代行料が実は高い格安をうたう代行業者もあったくらいです。

結果から言うと車検が安いといわれる業者は車検に素通しする前提のプライス表示が殆どで「安く見えている」場合が多いのです。
数字の見せ方のマジックというのは正直怖いな~と思いました。

ですから実際に我々と同等の整備を依頼するとプラス方式でどんどん価格が上がっていくと聞きます。

また油脂類や消耗品についてもメーカーが指定している純正品を使う場合と社外の安価品を使う場合では当然価格に差が出ます。

よって、いかに格安車検といっても、我々ディーラーと同じレベルの整備工程で同等の油脂類、消耗品を使って整備を行えば、当然同じ程度の車検整備料金になるのです。

ただし、正規ディーラー以外ではデジタルテクニシャンでのコンピューター診断は出来ませんが….。

ぜひ、車検を受ける際には表面上のプライスだけでなく、どのような整備をどのような油脂類や消耗品を使って行った場合なのかを、しっかりと比べて検討いただければと思います。

そして我々のメカニックが正規販売網独自の「PHDサービス トレーニング」を定期的に受講していることも大きなポイントであります。
バルコムグループのメカニックの紹介はココをクリックしてご覧ください。

車検というのは家電をネットで安く探して買うこととは違って、全く違うサービスや内容にも関わらず、同じ土俵の上で比べがちな世界だということを取材を通して改めて知ることになりました。

今回の記事が少しでも何かのお役に立てればと思います。長文を読んで頂き本当にありがとうございました。

車検についてご質問や相談、見積もりのことなどバルコムグループに遠慮なくお問い合わせください。

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西本がお届けしました。

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