マスターオブテクノロジー: 野尻 純一郎


夢を努力で叶えた男。ハーレーを溺愛するマスターオブテクノロジー

氏名:野尻 純一郎 / Junichiro Nojiri

出身地:広島県出身

所有バイク:1989年式 FXSTS、1996XL1200S

- バイクに興味を持ち始めたのは?

野尻 ● 小さい頃から家にはバイクが数台ある恵まれた環境でした。幼い頃父親によくタンデムさせられていましたが、怖くて危ないという印象で好きではありませんでした。本格的に興味を示しだしたのは高校生になってからですね。当時は親の反対と学校の校則で免許が取れなかったのですが、こっそり黙って原付免許はだけは取りました(笑) 父親からずっと家にあった不動車のモンキーを貸してもらい、あ~でもない、こ~でもないと見よう見まねで触ってました。修理しているのか?壊しているのか?といった感じで、それでもなんとかエンジンが掛かるようになり、よく友人と遊びに出かけていました。

- 当時からメカニックになりたいと思っていたのですか?

野尻 ● その頃はただ、ただ純粋にバイクに乗りたい、触りたい一心でしたね。

- その勢いで卒業後はメカニックを目指すのですか?

野尻 ● いいえ、まったくです。父親の仕事が車業界でしたので、帰りが遅く休みが無い親父を見ていると、むしろバイクを仕事にしたいとは思いもしてませんでした。今では知らず知らずのうちに父親の背中を追っかけて、似たような仕事に就いてしまいましたけど・・・(笑) 高校卒業後は地元を離れ九州にある大学に進学しました。環境科学を専攻していましたが、大学に入るとよりバイクに興味を燃やし始め、友人達を引き連れ九州や四国を一周したり、沖縄に行ったりと勉強は二の次の大学生ですよ。父さん母さんごめんなさい(笑)

- 当時からハーレーダビッドソンに乗っていたのですか?

野尻 ● いいえ。当時はSRやTWといったストリート系やアメリカンではSTEEDでしたね。ハーレーは高価なものだし、大人になったら何時か乗るだろうという考えでした。そのために学生のうちに大型自動二輪免許は取っておこうと思い免許を取りました。いざ免許を取ってしまうとハーレーに乗れると思いだし、意識し始めましたね。

- その当時にハーレーを買われたのですか?

野尻 ● いいえ買えませんでした。実家に帰省した際、父親に「ハーレーに乗ってみるか?」と父親の1999 FXDLに乗らせてもらった時、完全にノックアウトされました。いつか大人になったらではなく、今すぐに欲しいと。すぐにハーレー購入しようとしましたが、学生なのでローンが組めなくて、ローンの保証人で親を説得しましたが、固い親でしたので「就職も決まってないのに駄目だ」の一点張りです。悔しいけど、今できることは購入のためのお金を貯めること。勿論、学業はこなしアルバイトの日々と食費を削ってキャベツばかり食べてました。この頃ですかね、食べ物にほぼ嫌いなものが無くなったのは(笑)

- 卒業後にはれてメカニックの道を進むのでしょうか?

野尻 ● そうではないんですよ。就職活動中にバイク関係の仕事に就くか色々悩んではいましたが、結局広島に戻ってきて仕事に就きました。就職したことでハーレーを買うことができて、嬉しくて雨の日でも休日には走りまわりました。

- 就職したのは、どんな会社だったのですか?

野尻 ● 公共設備や大型の鉄鋼製品を製造する鉄鋼会社に営業職として就職しました。営業職ですが1年間は現場を経験してもらうという社風から、現場で職人さんに囲まれて金属加工・組み立て・溶接などをしていました。入社半年でそろそろ営業の仕事をしなさいと会社から言われてましたが、断り続けていました。モノを作るという現場の仕事の方に魅力を感じていましたので。キツかったですけど結果的に3年間現場の仕事をしていました。

- そこからメカニックへの道はどのように結びついたのでしょうか?

野尻 ● 入社してから1年半後ぐらいからですかね。ふつふつと本当に好きなことを仕事にしたい、ハーレーのメカニックになりたいと思いだしたのは。バイク屋で丁稚奉公から始める考えもありましたが、この道を志す限りは徹底的に余すことなく勉強したかったので学校に行こうと思いました。当時、アメリカのMMIと赤門自動車整備大学校ハーレーダビッドソン専修のどちらか悩んでいました。金銭的な問題と語学の壁に、肝心な学問理解が不十分になる不安がぬぐい切れなかったので仙台の赤門を選び受験しました。合格しなかったら会社に留まり、鉄鋼会社の道を究めようと思っていました。念願叶い26歳の時に赤門自動車整備大学校に進学しました。貯蓄したお金と奨学金も受けて、人生最後のチャンスだと思って、本当に一大決心でした。

- どんな学生時代でした?

野尻 ● 奨学金も融資してもらうくらいの苦学生だったので、ハーレーも手放そうかと何度も思いましたが、ハーレーを手放すことは魂を売り渡すことだと思い、それだけは出来なかったですね。必死に勉強とアルバイトをする傍らで仙台でもハーレーを乗る生活をしていました。

- 卒業後に何故バルコムに就職されたのですか?

野尻 ● 家庭の事情もあってやはり地元広島で働きたいという気持ちが強く、バルコムには以前の会社に勤めている時から出入りしていたこともあって、馴染みもありましたね。もうここで4年経ちました。あっという間です(笑)

- 先日、H-Dメカニックの最高位のタイトルであるマスターオブテクノロジーを取得されたそうですね。

野尻 ● 確かにタイトルを取得しましたが、自分の中ではまだまだです。自信が無い訳ではありませんが、自分を認めるわけにはいきません。認めてしまったらそこで終わってしまいますからね。別にタイトルや資格を持っていなくても、素晴らしいメカニックは世の中に大勢いらっしゃいます。今回はひとつの節目として捉えて、また新たに原点回帰して一から些細な作業にも魂、心を入れて仕事をしていきたいと思います。

- お勧めのハーレーを教えてください。

野尻 ● ソフテイルのFXSTですね。現行のラインナップは個性的なモデルが多いですけど、FXSTはその中でも、とにかくスタンダードでシンプル。カスタムでオーナー色に染めやすいことがポイントですね。普遍的なデザインにも引かれます。僕なら一番最初に定番のローダウンとドラッグバーに交換しますかね。やはりローダウンは2インチ(5.08cm)ダウンで、これくらいがサスの機能とルックスが両立できて良いと思いますよ。

- お客様にメッセージを。

野尻 ● オーナー様自身でバイクに乗る前にチェックをしましょう。

自動車学校で運転者自身が行う運行前点検というのを習われたと思います。燃料は入っているのか?タイヤの溝、空気圧は大丈夫か?ブレーキは利くか?灯火類は正常か?など。これを習慣付けることで、だいぶトラブルを未然に防ぐことができます。また、定期点検も重視して欲しいです。今は問題ないと思っていてもバイクがトラブルを起こすサインが出ていたりします。タイヤの空気圧チェックでもかまいませんので遠慮せず、ぜひお店に遊びに来てください。ハーレーは人生に大きく影響を与えてくれる乗り物だと思います。このような夢のような乗り物、なかなか他には無いと思います。少なくとも私は大きく人生が変わってしまいました(笑) 皆様の夢、理想を具現化、現実のものとするのが我々の仕事です。スタッフ一同お待ちしております!

作成: 2011年6月26日 【インタビュー・写真・文章・編集】 MC事業部 Webマーケティングチーム 西本圭介

ページの先頭に戻る